おはようございます、megosuriです。
おいでくださいまして、ありがとうございます。

金曜日から、フィギュアスケート・グランプリシリーズのNHK杯が行なわれていましたね。
ご覧になった方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

私は男女シングルが大好きで、少しも見逃したくないので、録画をしておいてから見ることにしています。
もちろん放送時に見られれば見ます。

昨日、ショートプログラム、フリープログラムとも見終わったので、そのことを少し。

まず男子から。
男子は今回日本からは高橋、織田、無良の3選手が出場していました。

私は織田選手のスケートが大好きなんですね。
コミカルで楽しい彼独特の演技、そして滑らかなジャンプ、その後のソフトでスムーズな着氷が魅力です。

かつては高橋、織田が日本の“2トップ”と言われていましたが、事故やけがなどで織田選手がなかなか活躍できなくなっていて、とても残念に思っていました。
今は2トップと言えば、メディアでは高橋、羽生、とされていますよね。

それが今回は久々に表彰台に2人が並んでいるのを見られたのが、何よりよかったです。
ショートプログラムでそれほど点が出なかったのはとても残念でしたが、まあ、彼の言うように、審判が判定することですので、しかたありませんよね。

高橋選手はアメリカ大会では4位でしたが、その後ジャンプに力を入れたりと練習を積んだ結果、今回はすばらしい演技でした。
ショート、フリーとも、テレビの画面から気迫が伝わってきて、息をつめて見ていました。
特にショートのジャンプは、すうっと上がってすうっと降りる、という、ステップのようなジャンプですばらしかったです。

たまたま夕べテレビをつけたときに、あれは「サンデースポーツ」だったのか、高橋選手は、「ソチ五輪では金メダルが目標」と明言していました。
確かトリノ五輪の前にも同様の発言をしましたが、初めての出場で8位に終わりました。
今回はあのときとは違い、確かな手応えを得ての発言だと思います。

みんなそう願っていても、なかなかそうは言いませんが(「最高の演技をしたい」とか「結果はついてくる」とかいう言い方しかしませんよね)、それをあえて言ったところに、清々しさと、高橋選手の覚悟や誇りを見た気がしました(って偉そうだけど、あなただれ?って感じですね、すみません)。

海外勢ではスペインのフェルナンデス。
彼は4回転ジャンプがすごい選手ですが、今回はなかなかうまくいかず残念でしたが、エキシビションのユーモアあふれる演技はとてもよかったです。
解説の八木沼純子さんは、「こちらが本来の彼でしょう」というようなことを言っていましたが、私も同感です。

それから、以前はふわふわのヘアスタイルで覚えていたアダム・リッポン。

昨シーズン(だったか)髪をばっさり切ったため、「だれ?」という感じになっていましたが(実際、ベビ太はアダム・リッポンのファンだったのに、「これだれ?」と言っていた)、今回、少しだけふわふわが復活していました。

ふわふわがなくなると、顔がよく見えて、実はとてもきれいな顔立ちなんですね。
手を上げてジャンプする、“リッポン・ルッツ”もやっていました。

そして女子。
女子は浅田選手、鈴木選手、そしてシニアデビューの宮原選手が出場していましたね。

浅田選手は、正直言って、それほどファンでもなかったんですね。
ああ、ファンのみなさん、物を投げないでください!そう怒らずに…。まだ続きがあるんですよ…。

彼女がシニアデビューした頃は、ジャンプはうまいが…という印象を持ったり、バンクーバー五輪のときは、ここにこれを持ってきたら何点、というような無理な構成に見えたり、フリーの曲があまりメロディーが響かず、重苦しすぎて彼女に合っていないように思ったり、でした。

それが今回は、ジャンプはもちろんですが、それ以外のステップやスピン、つなぎの部分、などなど曲の表現がすばらしく、そして自然な流れ、説得力のあるものになっていて、また、画面からものすごい気迫が伝わってきて、圧倒されました。
点を見るまでもなく、1位だな、と思わされる演技でした。

フリーの曲は、またもやラフマニノフでしたが、今回はバンクーバーのときとは違って、メロディーが感じられる、重苦しいのではなく重厚なアレンジになっていて、非常に盛り上がる感じで、曲が進むにつれて、金メダルはこの人だ!と思わされるようなもので、とてもよかったです。

ショートの曲、ショパンのノクターンは、彼女にぴったり!
優雅な動きやきれいなスパイラルがじっくり見られました。

彼女は今季限りで引退するとのことですが、私に言わせればこれからがいいところなのにもったいない!(素人が何を言う~!という感じですね)という感じです。
まあ、本人が決めたのならしかたがないのですがね…。

そして鈴木選手。
ショートの『愛の讃歌』もフリーの『オペラ座の怪人』も、どちらもすばらしい演技でした。

『愛の讃歌』は実は長久保コーチがお好きな曲らしいですが、あれでロマンチストなんですね。
鈴木選手は最後のポーズまでしっかり見てほしい、と言っていたようですが、その言葉どおり、最後の決めポーズ、とても素敵でした。

『オペラ座の怪人』は衣装も素敵でした。
上の方が、白い斜め格子になっていて、その下が黒地にレースがのっているように見えて、上品なカメオのようでした。

表現力には定評のある彼女ですが、今回はさらにスケーティングが非常に滑らかだったように思いました。

宮原選手もすばらしかった!
浅田選手も鈴木選手も引退すると聞いたときは、日本のフィギュアスケートも冬の時代が来てしまうのか…と思いましたが、もう若い世代が育ってきているんですね。

エキシビションのときに、ジュニアより下の世代の選手も滑っていて、こちらもすばらしかったので、そう思いました。

海外勢では長洲未来選手が好きなのですが、今回はフリーの出番になって、採点システムが壊れた?か何かで、20分も待たされて、結局事前にはきれいに決まっていたジャンプも本番では決まらず、本当に気の毒で残念でした。

ふつうはいらいらしそうなところを、待っている間もにこにことしていた未来ちゃんは、本当に性格がいいんだなあと思いました。

また、ロシアのラジオノワ選手、小さいのにとてもすばらしい演技でした。

ロシアの選手は、ソトニコワ選手やトゥクタミシェワ選手、リプニツカヤ選手などすばらしい若手が目白押しですが、不思議とみんな、手(腕)の使い方が美しくて、バレエのような優雅で軽やかな動きをする選手が多いですよね。

私はレオノワ選手が好きなのですが、こんなにどんどん若手が出てくると、なかなか大変ですね。

それから、グルジアのゲデバニシビリ選手も好きです。
今回順位としてはふるいませんでしたが、またがんばってほしいものです。

なんだかソーイングや刺繍の話よりも饒舌ですが…。
素人のミーハー的観戦記はこれくらいにして、夕べのステッチ。

始めたのが遅かったので、ほんの少しだけ。
『クリスマスレッドのタペストリー』、トナカイができました。
その横の、大きなクリスマスツリーまで、と思いましたが、猛烈に眠くなってきてしまったので、途中で終えました。



☆「ステッチイデー vol.18」より、FILOSOFI・mareiさんの『クリスマスレッドのタペストリー』


にぎやかになってきました。
クリスマスまであと43日~!