こんにちは、megosuriです。
おいでくださって、ありがとうございます。

こちらへよくお越しくださる方ならご存じだと思いますが、私はフィギュアスケートを観るのが大好き。

もともとは中野友加里さんが大好きで、女子シングルを中心に観ていたのですが、最近は男子シングルがおもしろくなってきて、特に町田樹選手の大ファンになっていました。

私の中では、彼こそがそれまで“絶対王者”なんて言われていたパトリック・チャンに火をつけ、羽生選手を目覚めさせ、本格的な4回転時代をもたらした選手だということになっていて、そんな中で自身はフィギュアスケートの美しさを追求し、魅せてくれた選手だと思っています。

今回行なわれた全日本選手権では惜しくも表彰台は逃しましたが、世界選手権の代表には選ばれましたので、やはりファンとしてはほっとしたのですが、その直後引退を表明、衝撃の一夜となりました。

グランプリファイナルのときも、卒論を書いていて出場を辞退しようとしていた、と聞いて、どうしてシーズン中にそこまで根を詰めて卒論を?と思っていたのですが、今回の引退表明で、合点がいきました。

今シーズンのフリープログラムは、ベートーベンの「第九」。
「第九」といえば年末。

思えば、これまでにいろいろな形で、もうすぐ引退だ、というメッセージは発していたんですね。
それに引退は近いことはこれまでの発言でもわかってはいたのですが、いざそのときが来ると、衝撃でした。

世界選手権の代表に選ばれなければ引退の可能性もあるな、とは思っていたのですが、まさか代表入りしても引退するとは思っていませんでした。

ソチ五輪のときは、我が家の録画システムはビデオテープで、調子が悪く、ほとんど観られない状態でした。
そのことが本当に心残りです。

スポーツ選手は若いうちに引退しますので、その後の人生設計は非常に難しいものですよね。
町田選手が進みたい道を見つけられたことは、とてもよかったわけで、心から祝福したいと思っています。
でも、やっぱり、もう少し、美しい演技を観ていたかった…。

Twitterを見ていたら、この歌を歌ってあげたいとおっしゃっている方がいらっしゃいました。

口ずさむとなんだか気持ちが落ち着くような気がして…。


♪乾杯
今君は人生の
大きな 大きな 舞台に立ち
遥か長い道のりを 歩き始めた
君に幸せあれ♪












町田選手は、今シーズンのテーマを“極北”、ショートプログラムのテーマを“悲恋の極北”と言っていました。
またそれについて多くは語らず、演技をみてもらえればわかる、とも。

今、ああ、そうだったのか…と思います。
“悲恋”って今のファンの状態のこと?等…。

ジャンプの配置や種類にも意味があって、いちばんいいアングルで観てもらえるように工夫している、とも。

そういう、発言や演技を読み解くのがおもしろい選手でもありました。
まるで本を読んでいるような気持ちにさせてくれる選手だったと思います。

世界選手権の代表に選ばれたタイミングでどうして…とも思いましたが、ファンとしては、後々、「あのとき引退しなかったら代表に選ばれていたのかな、どうなのかな」と悶々とするよりもすっきりしてよかったのかもしれませんね。

最後のファンへのプレゼントだったのかもしれません。

私、相当、町田選手にはまってますね^^